2010年4月。
この1カ月は私の人生の中で、仕事をお休みしたというより「情報から離れた期間」という位置づけになるかな。仕事自体は何だかんだいって、ちょろちょろとやっていたので完全に休んだわけではないし。
しかしながら世間からは離れた。新聞も雑誌も、テレビも殆ど見なかった。PCもあまり開かなかったし、メールは最低限、自分宛のもののみ(落としているものがあるかもしれない)、iPhoneはゲームみたいなもののみやった。その他はとにかく、寝て寝て、起きたらもっかい寝て、の繰り返し。
常に寝起きの、頭がぼーっとした状態で、おそらくこれは一生役に立たないだろうなと思うことばかりをやっていました。言い方を換えると、集中しなくてもできるようなもののみ。
情報過多になっていたとか、CPUが擦り切れていたとかいう自覚はないのですが、ここで思わぬ休暇を取ることになったのは良かったんだろうなぁと思います。少しだけ、「頭が空っぽになるカンジ」「いろんなものが抜けていくカンジ」を体感できたかも。そしてそれは意外にも気持ちがよい。
これまで仕事から完全に離れることも、頭を切り替えることも上手でなかった私。もしかしたらこれから身に付けるべきスキルって、空っぽにするっていうことなんじゃねぇの?と、いま、ふと考えています。