東京都福祉保健局 動物愛護読本「犬を飼うってステキですーか?」 |
深い。
改めて「犬を飼う」ということについてしみじみと考えさせられました。
犬と一緒に暮らすのはとても楽しいです。我が家に犬が来てくれたことで、大げさかもしれないけれど、私の人生は豊かになりました。それでも、ライチとの思い出の全てがステキだったかといえば、そうでもない。理想と違うことも、とっても多かったのです。
犬を飼おう!と思ってから、実際に我が家に迎えるまで、3年ぐらい悩んだと思います。毎日面倒をみられるか?夜、遊びにいきたくなったらどうするのか?10年以上、面倒をみられるか?そして(基本、根性のない私が)死に際をみとることができるのか??
いろいろとシミュレーションをしてみたものの、決められないまま3年ほどが経過。「無理むり、私には面倒は見られない!」と二の足踏みまくりでした。そうこうしているうちに、痺れをきらした相方が「とにかく(犬に)会いにいってみようよ〜」と私をブリーダーさんのところに連れ出してくました。
そこで会ったのが、2010年4月11日生まれのトイプードル「ライチ」です。
それまでの逡巡は一体なんだったのだ?というほどあっさりと、ライチを引き取ることを決めました。結局は「流され決意」で踏み切ったので、いま思えば私は犬との「ステキライフ」を夢みていたように思います。
たとえば、「犬はクッションに顎を乗せるのが好き」と聞けば、柔らかいタオルで顎乗せ枕を手作りしましたし、犬用のベッド(高い)も買ったし、個室トイレ(!)も購入しました。他にも「かわいいこの子のために」と思い、いろいろ制作し、購入。しかしその全てが、ゴミになったか、ウンチまみれになったか、全く使用されなかった、という悲しい運命をたどることとなりました。
引き取ってからは何日も夜泣きをされ、ウンチまみれになり、何度も何度も掃除と洗濯を繰り返す日々。あれはつらかった。ライチもつらかったと思う(たぶん)。
綺麗なレッド(濃い茶色)だった毛だって、2歳を迎えるころには薄汚れたかんじになっちゃうし、胴長になったし、ワガママになったし。
何度も病院のお世話になったし(入院費が高くて本当に泣いた)。
かわいいお洋服を買ってあげたら、女の子用だったり(←だって、犬の洋服にスカートが付いているなんて、想像できますか!?)。
この冊子の中に出てくるように、私の、かつての妄想「ステキライフ」基準からすると全くのハズレ。できない子でしたが、
それを補って余りある幸せを運んでくれたのも、ライチです。
次の4月で4歳を迎えるライチとの生活を振り返ると、本当にやさしい思い出でいっぱいです。齢を重ねたライチは、確かに容姿の可愛らしさは目減りしたけれど、そのぶん意志の疎通ができるようになってきて、家族としての愛情はどんどん深いものになってきていることを感じます。ステキライフとはちょっと(かなり)違うけれど、一緒に楽しんだり、悲しんだり、怒ったり怒られたり、家族として一緒に生きているぞ!と感じています。
しかし、どんなに家族として愛していても、イヌはイヌ。
7歳を超えると、もう立派なシニア犬。病気になるかもしれないし、けがをするかもしれません。いま以上に、手間もお金もかかるかもしれない。
それでも、ずっ〜っと愛情を注いでいきたい。そして、長生きをしてほしい。
そのためは、ライチが「イヌ科の家族」であることを肝に銘じてお世話をしていかなければならないことを感じています。
イヌであることを理解し尊重し、私が考える「ステキ」を押しつけないようにすること。イヌとして幸せに生きていくために必要な、たとえば食事や運動、そして体の構造について学びお世話をしていくこと。そして人間との暮らしで学ばなければならないルールを教えていくこと。
人間の身勝手さの押しつけではなく、イヌ科の家族と暮らす人間の義務をしっかり果たして、ライチを幸せにしてあげようと思います。
それまでの逡巡は一体なんだったのだ?というほどあっさりと、ライチを引き取ることを決めました。結局は「流され決意」で踏み切ったので、いま思えば私は犬との「ステキライフ」を夢みていたように思います。
たとえば、「犬はクッションに顎を乗せるのが好き」と聞けば、柔らかいタオルで顎乗せ枕を手作りしましたし、犬用のベッド(高い)も買ったし、個室トイレ(!)も購入しました。他にも「かわいいこの子のために」と思い、いろいろ制作し、購入。しかしその全てが、ゴミになったか、ウンチまみれになったか、全く使用されなかった、という悲しい運命をたどることとなりました。
引き取ってからは何日も夜泣きをされ、ウンチまみれになり、何度も何度も掃除と洗濯を繰り返す日々。あれはつらかった。ライチもつらかったと思う(たぶん)。
綺麗なレッド(濃い茶色)だった毛だって、2歳を迎えるころには薄汚れたかんじになっちゃうし、胴長になったし、ワガママになったし。
何度も病院のお世話になったし(入院費が高くて本当に泣いた)。
かわいいお洋服を買ってあげたら、女の子用だったり(←だって、犬の洋服にスカートが付いているなんて、想像できますか!?)。
この冊子の中に出てくるように、私の、かつての妄想「ステキライフ」基準からすると全くのハズレ。できない子でしたが、
それを補って余りある幸せを運んでくれたのも、ライチです。
次の4月で4歳を迎えるライチとの生活を振り返ると、本当にやさしい思い出でいっぱいです。齢を重ねたライチは、確かに容姿の可愛らしさは目減りしたけれど、そのぶん意志の疎通ができるようになってきて、家族としての愛情はどんどん深いものになってきていることを感じます。ステキライフとはちょっと(かなり)違うけれど、一緒に楽しんだり、悲しんだり、怒ったり怒られたり、家族として一緒に生きているぞ!と感じています。
しかし、どんなに家族として愛していても、イヌはイヌ。
7歳を超えると、もう立派なシニア犬。病気になるかもしれないし、けがをするかもしれません。いま以上に、手間もお金もかかるかもしれない。
それでも、ずっ〜っと愛情を注いでいきたい。そして、長生きをしてほしい。
そのためは、ライチが「イヌ科の家族」であることを肝に銘じてお世話をしていかなければならないことを感じています。
イヌであることを理解し尊重し、私が考える「ステキ」を押しつけないようにすること。イヌとして幸せに生きていくために必要な、たとえば食事や運動、そして体の構造について学びお世話をしていくこと。そして人間との暮らしで学ばなければならないルールを教えていくこと。
人間の身勝手さの押しつけではなく、イヌ科の家族と暮らす人間の義務をしっかり果たして、ライチを幸せにしてあげようと思います。
人間同士でも、異種間でも、相手を理解することがステキライフをつくる鍵だよね!ということを改めて考えさせられた、素晴らしい冊子でした。ぜひどうぞ↓。
東京都福祉保健局のサイトからPDFがダウンロードできます。ファイルが大きいので、ダウンロードには時間がかかりますよ〜。
ファイルをダウンロードするのには時間がかかるな・・・と思っているあなたには、NAVERまとめ:これから動物を飼おうと思う人に読んでほしい「犬を飼うってステキですーか?」
東京都福祉保健局のサイトからPDFがダウンロードできます。ファイルが大きいので、ダウンロードには時間がかかりますよ〜。
ファイルをダウンロードするのには時間がかかるな・・・と思っているあなたには、NAVERまとめ:これから動物を飼おうと思う人に読んでほしい「犬を飼うってステキですーか?」