やはり、我が家のラグはウンチまみれか・・・。
私の悲しみは常に「我が家のラグ」と共にあるのですが、今日は気をとりなおして肛門線絞りという話題に集中したいと思います。
まずは肛門線とは何か。
肛門腺(英: anal gland)とは肛門管の粘膜組織に存在する脂質や粘液を分泌する管状胞状腺。クマを除くネコ目、ブタ、ラッコなどで認められる。イヌでは脂質を、ブタでは粘液を分泌する。Wikipedia
この粘膜=肛門線はIDのような役割を果たすもので、ウンチのときや縄張りアピール時、喧嘩などの興奮したときなどに分泌する。最近では家畜化がすすんだこと(自分アピールの必要性の低下や喧嘩などの機会が少ないこと)や、そもそも小型犬だと出しにくい(体の構造?)などで、分泌することが減ってしまった。けれども、生産は引き続き行われているということで、在庫が滞留・・。(「肛門線(嚢)、しぼる・・・?」を参考に書きました)。
そんなわけで、肛門に粘液がたまるらしいです。
イヌの様子を確認して、必要であれば「絞る」というのが良さそうです。
しかし、これが難易度が高かった。
こちらを参考にやりました。簡単にいうと、これ(↓)だけ。
- しっぽを上にあげて肛門をあらわにする
- お尻の穴を中心に、右下左下(4時と8時の方向という言い方をすることが多い)をぐっと押す。このとき、肛門線に向かって押すイメージ(絞り上げるかんじ)
- ビュッと出る
たったのこれだけなのに、3つ目の段階に到達することができなくて苦労しました。はっきりいって、私のスキルが低すぎて、うんともすんともいわない日々が続きました。あまりにグイグイ押すので、むしろ肛門まわりに傷をつけてしまうのではなかろうかいう疑惑も浮上。しかし、今では何とか出せるようになりましたよ!
ポイントは「4時と8時の方向」のところです。イヌによっては肛門線がうっすらとみえるらしいので、そこを押すというのが正しいようです。しかし、ライチの場合、特に肛門線らしいところは見当たらない。ということで、「この変かな?」というところをグッと押すことになります。
たぶんこの辺を、ぐいっと!
いまだに苦労しています。成功したときは嬉しいです。それもこれも、どこでも触らせてくれるライチのおかげ。そういうところに神経質でなくて良かった・・・。
うまくいったときの喜びと達成感がかなりのものなので、ときどき「そろそろ、肛門線でも絞ってやるか〜」という気持ちになるのですが、そこはぐっとこらえなければなりません。そもそもは自然に分泌するものですし、1ヶ月から2ヶ月を目安にトリミングにも連れて行っているので、本来ならわざわざ絞る必要はなさそう。お尻を擦り付ける様子が何度もみられるようであれば、という限定をつけて、今日も虎視眈々とそのチャンスを伺っています。
※犬はそもそも肛門線を分泌できるものだから、肛門線絞りは必要ない、という意見の方もいらっしゃるようです。