2014-02-15

基礎体温を測ってバイオリズムを把握する


毎朝、基礎体温を測っています。

そういうと、いま流行の「妊活」っぽさを感じますが、そこは全く関係ない。単に「自らを知る」という求道者のきもちで、基礎体温の計測を行っています。

基本は活動前の起床直後に、専用の基礎体温計で、舌下で測るというのが正しい計測方法だといいます。基礎体温つけましょう!では、基礎体温表の付け方 6つの基本でルールを設定しています。
  1. 婦人用の体温計で測る毎日の基礎体温の変動はわずか。普通の体温計では測れないので、婦人体温計を用意して 計測しましょう。 
  2. 枕元に置き、舌下に入れて計測枕元など、手の届く所に婦人体温計を置いておき、朝、目が覚めたときに、すぐに舌下に入れて測ります
  3. 起床時間は一定でなくてOK!起床時間は毎日同じ時刻でなくても大丈夫。毎朝、目が覚めたときの習慣にしましょう
  4. トイレに行く前に計測する体を動かすと体温は上昇してしまうので、トイレなどに行く前に、寝たままの状態で測ります
  5. 測り忘れは空欄にうっかり測り忘れてしまった日は、体温記入欄は空白にしておき、計測は翌日から再開!
  6. 生理時の経血量、体の好・不調も記録出血量や、心身の変化も記録しましょう。“ゆっくり”ペースで過ごすといい日…など、1カ月の自分なりの過ごし方が見えてきます

振り返ってみると、毎日測ってはいますが、計測時間はバラバラだし、体調の変化を記録していない(もちろん、Twitterなどに記録があるから、それでもいいのかもしれないけど)。それでも、「基礎体温を測る目的は、1カ月のリズムを把握すること」にあると考えると、これで十分じゃね?という勝手解釈。

ベッドサイドに体温計とスマートフォンを置いてあるので、起きたらすぐに測って記録、測って記録を続けています。iPeriodというアプリを使っていますが、まあ正直、記録できれば何をつかっても良いと思います。


iPeriod

基礎体温を計測しはじめたきっかけは、1ヶ月を楽しく楽チンに過ごしたいから。生理を境にした気持ちと身体の変化がドラマチック/ドラスティックで、月の半分をウツウツと過ごすことも多い。そのウツウツとかドロドロとした「わたし」って何よ!?いつからダメな子に変身するのさ?など、そういったことをしっかり把握して心の準備をしておきたいからと考えたからです。

毎日測るというと、ものすごく面倒くさいカンジがしますが、これ実はものすごく楽しい作業なのです。最大のおもしろポイントは、健康な状態であれば教科書どおりのグラフが得られること。普段の生活で、「私って●●さんと似ているな」と思うことがあっても、それが客観的データをもとに判断するのではなく、きわめて主観的なデータに基づき「そう考える」ことがほとんどです。一方で、基礎体温の計測からは、(計測時間や計測環境が一定であるとすれば、かなり信頼性の高い)データで表現された「自分」と、いわゆる教科書などに載っている「健康な女性(たぶん日本人だろう)」とを比較することができます。まず、ココ。なんか実験っぽくて面白いです。


基礎体温ってどんなもの?

さらには、「自分」が健康であれば、「健康な女性」データが描くグラフとほぼ同じ形になるのとの差はほとんどないということがわかり、「ああ私って、生物」と感動できます。少しヘンかもしれませんが、ここ数ヶ月は起きたらすぐに体温を測ってデータを確認し、「私、いきもの」感を満喫しています。なんか満足。この満足って、どこから、何からくるんだろう・・・?

本当に、教科書のようなグラフの形になりますよ。

  • 人間が一定時間安静を保った後に、安息の状態で測った体温を「基礎体温」といいます。
  • 女性の基礎体温はホルモンの働きにより、生理日、排卵日を境に高温期と低温期の2相性のグラフを描くのです。
  • 排卵のある女性の基礎体温は、一般的に、基準体温を境にして、生理が始まった日から排卵日までは低温期が続き、排卵日を境に体温は0.3℃~0.5℃上昇し高温期となります。
  • そして約2週間後に再び体温は低下して生理になるのです。
  • 規則正しく排卵のある女性の基礎体温には一定のリズムがあります。

1ヶ月以上、計測して、「おお!私、生物!!」と感動したら、以下のポイントをチェックしてみましょう。
1、低温期と高温期が分かれているか

2、高温期が10日以上あるか

3、高温期と低温期の体温の差が0.3℃以上あるか

4、高温期が安定していて、体温が前日より0.3℃よりも下がった日はないか

5、低温期から高温期になるまでの日数が3日以内か

 体温の変化が見られない月が数ヶ月間続いたり、不調を感じたりしたときには、必ず婦人科を受診しましょう。「3カ月分の基礎体温表があると、診断の参考になります」 
データをそろえて確認し、1-5にあてはまる「健康女性」だったとしても、このデータを使ってできることはいろいろあります。次回はそのあたりのお話をしたいと思います。


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