2014-04-07

韓国映画『ダンサーの純情』〜 主演女優の演技力に脱帽の可愛いダンス映画


韓国映画『ダンサーの純情』を観ました。

すごく良かったです。笑えるて泣けて、華麗なダンスに心躍るという、私が大好きなタイプの映画でした。ちなみに私はダンス映画大好きです。

社交ダンスを扱った映画といえば、『Shall We Dance』を思い出しますが、『ダンサーの純情』はこれに負けず劣らずの秀作でした。本当に可愛らしく素敵な作品で大好きになりました。ちなみに私は『Shall We Dance』も大好きです。
パートナーを失い、ダンスの道を絶たれ失意のどん底にある若きダンサー・ヨンセ。最後のチャンスになる3カ月後のダンス大会のパートナーとして中国からやってきた少女チャン・チェリンと出会い、生きる喜びと愛を取り戻していく美しくも悲しい純愛ストーリー。
ダンサーの純情/ムン・グニョン、パク・コニョン主演|韓国映画
この説明だと、韓国ドラマや映画にありそうな悲しい映画を思い浮かべてしまうのですが、そんなに悲しくなかったです。むしろハッピーエンドっつーか、清々しい終わり方だったんじゃないかなあ。それまでの「え?そんな話ってアリですか?」という強引な展開も、全て許すことができるエンディングだと思いました。ちなみに私はハッピーエンドが大好きです。

評判の良い映画だったし、大好きなダンス映画だったのに、なんとなくやり過ごしていたこの『ダンサーの純情』。

この映画を観ずにいたのは、主演女優のムン・グニョンさんが苦手だったからかもしれません。

ムン・グニョン 風の絵師 - POTLOG
かわいくない、とは言わないが。

韓国ドラマで見かけてはいましたが、よくある韓国ドラマの設定(「二人のイケメンに愛される女の話」とかそういうやつ)と、ムン・グニョンさんのの一文字ギザギザ眉とがしっくりこなくって、なんとなく彼女の出演作を避けていました。まあ、「二人のイケメンに愛される女の話」以外のストーリーだって、韓国ドラマには存在するのですが、まあそれでも。

この女優さんは、一体なんなんだ?
(特に可愛いとも思えないのに)なんでこんなに(そこそこ)出演作が多いのだ?

私が抱いていたその疑問。解けたような気がします。

とにかく演技うまい。このコ、演技うまいよ〜。なんだか引き込まれるよ。ギザギザ一文字眉はすごく気になるけど、それも「まあいいか」と思わされるくらいに感情移入できちゃうよ〜。

ダンスも上手かった

「絶対、途中で寝るな・・・」と思いつつ見始めた映画でしたが全く中断することなく(家で録画を観ていたので中断できる)、集中して観ることができました。ヨカッタヨカッタ。

私が映画に求めるもの。もちろん作品の種類や、そのときの気分にもよりけりなのではありますが、程よいフィクション感とファンタジー感(この「感」ってなんなんだ、と自分でも思う)であると、自分では分析しています。この映画は、ダンスとか感情表現といった演技者の能力に依るところはリアル、ストーリー展開や人物設定などは夢物語度が高い、と二つの側面を持っていたように思いました。これがリアルとフィクションが見事に融合して、エンターテインメント性の高い良作に仕上がったのではないでしょうか。そしてそうしたタイプの映画が私は大好き。女優さんが苦手という理由で見逃すことがなかったのは、本当にラッキーでした。

まあどうでも良い話ではあるのですが、ムン・グニョンさんって165cmもあるんですね〜。韓国人の俳優さんがえらく大柄なことと、彼女の童顔が相まって、ものすごく小柄なんだと思っていましたが意外にでかい。韓国基準だと小柄なのかもしれないけれど。


Frog Bar, A Stop-Motion Animated Short Film About Frogs in a Bar
社交ダンス。肩こりが治りそうである

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