2010-07-05

楽天は「日本企業をやめて世界企業になる」

楽天は「日本企業をやめて世界企業になる」というニュースについての感想です。ソースはTechCrunchさん。

三木谷社長は、これから進みたい方向をしっかり示すことができてスゴイなぁというのが率直な感想です。経営者として、そして会社としても、着実に歩を進めていて、応援したくなります。って、応援している場合ではないのだが。

日本人ばかりで英語で会議、とか、いろんな点でツッコミがたくさん入りそうではありますが、一般的に

・日本人は英語、外国人に対して引きがち
・日本人はシャイである
・仕事の英語は流暢である必要がない(伝えることが大切)

であるからして、劇薬というか練習というか、いいんじゃないのとは思う。

それに、

・英語が仕事で使えるスタッフを抱えている、というのは会社として大きな力である
・そもそも、これからの楽天の方向性についていけないスタッフは辞めるしかなくなる
・そもそも、これからの楽天の方向性に同意できない人は応募してこない
・優秀なnon-Japnaseスタッフを集められる

んだろうから、日本経済に悲観的な私のような人からみれば素晴らしいチャレンジだとしか言えない。

世界的企業でもそんなことやってないよ、バカみたいじゃん、という意見もあるとは思います(現にそういう内容のブログ満たし)。でも、それって車つくっている会社とか、電気製品つくっている会社だよね。楽天は「ショッピングはエンタメ」といってるくらいだから「サービス」とか「体験」を売っている会社だろうから、「人」が最大の売り物。

しかも、韓国でも中国でも、世界の一流企業で働く人たちは、英語どころかその他言語もできるわけで。言葉は、コミュニケーションのうえで、やっぱり重要だと思う。

人が中心である、人の力こそが会社を大きくする。

そんな声が聞こえてきそうです。がんばれ、未来の世界企業(わたしもがんばる)。

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