2014-03-10

漢方ワールドに突撃してみた - 漢方専門医へ行く(2)


今日は、漢方専門医に突撃してみたお話を、振り返ってみたいと思います。

カレンダーを確認してみたら、漢方専門医に突撃したのは今年の1月はじめ。
先日の当ブログエントリー「漢方で肩こり解消?!〜漢方専門医へ行く」に書いたように、専門医を訪ねた直接のきっかけは(お正月の暴飲暴食を経たことで)胃の調子を大幅に悪化させたことにありましたが、前々から「漢方」にはすごく興味を持っていました。

街で「漢方のぼり」(こういうやつ↓)を目にすると、ああ!相談してみたい!と密かに心躍らせていました。漢方萌え。なんとなく、すべてを解決してくれそうな気がするのは、私だけでしょうか。

漢方 ココログ版土屋薬局 妊活子宝漢方通信より写真転載
Webで調べてみると我が家の徒歩圏にいくつか「漢方専門医」のいる医療機関があるというではありませんか。さっそく、なんとなく良さそうで健康保険が適用されるというクリニックを選び、行ってみることにしました。

漢方を扱う医療機関に行くまでには、「なんとなく怪しい」「値段が高いのではないか」という心理的ハードルを超えなければならないのですが、なんとなく怪しいといのは私の敵ではありません。むしろ好き。ということで唯一のハードルはお金がいくらかかるのかという点に尽きるのですが、健康保険適用ということでこれもクリアです。

ホームページによれば、平日は予約の電話は必要ないとのこと。それどころか、土日祝でも初診でなければ予約は必要ないそうです。
通っている婦人科では、1ヶ月前から予約したとしても、1時間や2時間待たされることは当たり前だというのに、予約なしでいいとは有難いほどに怪しいではないか。

とか、ウキウキと考えながらも、早速訪ねてみることにしました。

なんの変哲もない雑居ビルの裏口が、その漢方医への入り口でした。暗い。真冬とはいえ快晴の日のお昼になろうという時間だというのに、その入り口は暗かった。単に雑居ビルの裏側だから暗かっただけなのですが、ふらりと入るには若干の高いハードルが設定されています。しかも木の看板出てるし怖い。

などと考えながらも、エレベーターで診療所へ。

入り口を明けるとそこは、普通の(明るい)待合室。
受付にはおじさんが一人、お待ちの方は妙齢の女性がお二人でした。

保険診療なので保険証を預け、問診票に書き込みます。B5サイズの表裏2枚にわたって質問事項が記載されていますので、ここに、これまでの人生で抱えてきた体の不調をすべてぶつけておきます。首痛い肩痛い疲れやすい眠い便秘不眠などなどなど。どう考えても自らの努力によって解消できそうな不調まですべて書き込んでみます。

この問診票を提出すると、受付のおじさん(あとで確認したら薬剤師さんでした)に、基本的(であるとおぼしき)説明を受けます。主にお薬の説明で、漢方はすぐに効くものではないこと、副作用が出ることもあるということ、漢方薬は煎じて飲むタイプとエキス顆粒の両方が処方できること、などなどです。

曰く、煎じて飲むものは、患者さん一人ひとりに処方するオーダーメイドのものなので効力は高いが、毎日煎じる必要があるので面倒。顆粒はお手軽だが、既製品の組み合わせになるので効力としては煎じるものには劣る。たとえば、予定が立つのであれば、2週間分処方するとして3か分だけ顆粒にして処方することもできるといいます。かなりの親切処方ではないか。どちらにしますか?と聞かれたので、「煎じる方でお願いします」と元気に答えました。

次回につづく

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