2014-03-27

映画「LIFE」〜何も考えずにスクリーンに身を委ねられる佳作です♪


「映像スゴイ!で引っ張る作品なんだろうな〜」くらいの気持ちで映画館へ向かった私。114分後には「とても良い映画だった!」という感想をもって映画館を後にしていました。

LIFE! "The Secret Life of Walter Mitty" (original title)

『LIFE!』(ライフ、原題: The Secret Life of Walter Mitty)は、アメリカ合衆国叙事詩的コメディドラマファンタジー映画である。監督と主演はベン・スティラーが務めた[1][2]。この映画は1939年に発表されたジェームズ・サーバーの短編小説『虹をつかむ男』を原作とするダニー・ケイ主演映画『虹を掴む男』(1947年公開)のリメイク作品である[3]。アメリカでは2013年12月25日に、日本では2014年3月19日に全世界で最も遅くの公開となる[4]。(Wikipedeaより転載)

リメイクだったんかい。知りませんでした。
ストーリーはこんなかんじ↓。

ウォルター・ミッティは、40代の冴えない男。アクションやロマンスに満ちあふれた白昼夢に飲み込まれる妄想癖の持ち主である。相変わらずの日常を過ごしていた彼に、勤務する"LIFE"誌の経営戦略転換のニュースが伝えられる。さらには大事なフィルムをなくしてしまうという失態も。人生の危機を迎えたウォルターは現実世界で行動を起こすことを決意。そして、これまでの空想をも超える素晴らしい冒険の世界へと旅立つのであった。

主演はベン・スティーラー。
『ナイト・ミュージアム』や『ミート・ザ・ペアレンツ』などで有名ですね。私にとってこの人は『Zoolander』の人。この映画が大好きだったんだよわたし(全くオススメしませんが)。と監督としても、俳優(主にコメディ)として大活躍されている才能溢れる方であります。


zoolander(2001) なぜか家にDVDがある。なんで買ったんだろう

正直、主人公に共感できるわけでもなく、それまでだって自分で人生を切り開けただろ!と言いたくなる気持ちもあるのですが、一歩踏み出せば妄想空想の世界よりも素晴らしい現実の冒険が待ち受けているんだよ!というメッセージはとても気持ちよく受け取ることができました。はじめのうちは荒唐無稽で幼稚だった白昼夢も、自分に力を与える素敵な空想へと変わっていくなどの主人公の変化を細かく表現する過程も、とてもよく描かれていたと思います。

ストーリーは単純。登場人物の描き方も表面的。これを補うのは、やはり旅のビジュアルといいたいところですが、これもまあ普通かも。全ての要素がそこそこキレイ普通に愛らしくまとまっていたことが功を奏してか、何も考えずに映画に没入できました。なにかすごく強烈な刺激を求めてこの映画を観ると物足りなさを感じるかもしれませんが、ほっこりとまとまった作品を観たい方に向けてであれば、おすすめです。

この映画で特徴的だと感じたのは、現実に存在する(あるいは存在した?)会社やブランド名が効果的に配置されているところ。TIME/LIFEはもちろん、Papa John's、Cinnabon、e-Harmony、(McDonald's)、Stretch Armstrongなどなど、米国人なら誰でも知っているであろう名まえを使った笑いの仕掛けを要所要所に仕込んでありました。なかなか楽しめました。

脇役もキャラが立っていてよかったです。特にショーン・ペンが格好良すぎて罪すぎる。

こんなカメラマン、いそうだし。

悪役を演じたアダム・スコット。変なヒゲで変な役だった。

そうそう。映画で登場するLIFE社のモットー“To see the world, things dangerous to come to; to see behind walls; to draw closer; to find each other; and to feel. That is the purpose of Life.”というのはフィクションだそうです。実際のモットーは"To see Life; see the world."(Wikipedeaより)だそうで、これはこれでステキです。


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