2014-03-30

皮膚のお悩みには尿素が効く〜だけど使い方には注意が必要というお話

http://www.christinelarsen.com/sketchbook/2013/4/29/itchy-frog.html


イヌも興奮する春がやってきました。

日差しも暖かくなり、そろそろ分厚いセーターやダウンジャケットなどは役目を終えるこの時期。私は毎年、花粉症と乾燥に苦しむことになります。

軽くではありますがアレルギー体質っぽいところがある私は、気をつけてお手入れをしておかないと、「かゆいよう、かゆいよう」と苦しむことに。

先日は、足を掻いている夢をみて、ハッと目覚める始末。お手入れを怠ったのだ!

ということで、以前つくったローズマリーチンキ(ハンガリーウォーター)を使って化粧水をつくることにしました。本当は乳液などをつくると良いのかもしれませんが、面倒だたので。

■以前のエントリー:「ローズマリー軟膏をつくって使ってみた

レシピと作り方は、以下のとおりです。 

材料(50ml)
 ・精製尿素  2g(小1/2)〜4g(小1)
 ・精製水 40〜45ml
 ・グリセリン 3〜5滴
 ・ハーブチンキ 合計5〜7ml ※今回はローズマリーチンキを使いました。

作り方:容器に尿素、精製水をいれ、容器を振ってよく混ぜる。グリセリン、ハーブチンキを加えて混ぜる。これだけ。

2日ほどで使い果たすほどに「これでもか!!」と使用していたら、かゆみもなくなってきました。尿素パワーか、あるいは私の気合いが効いたのかはちょっとわかりません。

わかりませんが、尿素、効いたんだろうな。

効くだけに、継続的な利用はあまり推奨されていません。

サッポー美肌塾」によれば、「使用するたびに肌の柔らかさを感じながら、肌は次第に未熟な硬い角質に変わっていく」ので注意が必要とのことです。詳しくはサッポー美肌塾のページをご確認いただきたいのですが要点は↓。
  • 尿素は、肌自身もNMF(天然保湿成分)として、角層内に保持している成分。
  • 尿素の働きには保湿機能とタンパク質を分解する働きがある。
  • この働きを利用して、ひび、あかぎれ、しもやけ、アトピー皮膚、進行性指掌角皮症(主婦湿疹の乾燥型)、老人性乾皮症、掌蹠角化症、足蹠部皸裂性皮膚炎、毛孔性苔癬、魚鱗癬といった「極端にひどい状態の肌」の治療等に使われる(角質はケラチンというタンパク質なので、角質を分解していく作用が働く)。
  • 一方で、自らの力である程度の良い状態を維持している肌にとっては、角質層表面の分解が始まりより柔らかくなる⇒角質の剥がれ方が早くなる⇒まだ十分に育っていない表皮が角化し始める=角層の角質は次第に未熟化となり、水分保持力のない乾きやすい肌となる。
確かに、尿素を加えた化粧水を使うと肌がしっとりするなと思ううえに、角質がほろほろと落ちてきて柔らかくなってくるのがわかります。わかるが故に、あまり使い続けるのも良くはなさそうだな、とも感じます。

材料の量を細かく調整できるのが、手作り化粧品の良さでもあります。肌の調子にあわせて細かな調整を加え、この辛い時期を乗り越えていきたいです。

かつてローズマリーの香りは好きではなかったが、今では大好きである
写真はamazon.comより転載

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