2014-03-15

リラックスのコツはやっぱり深い呼吸だよね、と実感した話

The Northern Leopard Frog Resource

疲れているので、健康系のお話が多い今日この頃の私。

今日は呼吸のネタでいくことにします。
タイトルどおりですが、「リラックス/リフレッシュのためには、やっぱ深い呼吸がキモなんだ!」と実感した話です。あたりまえですが私見です。しかもサンプル数は1。

A氏の話です。
この人、メンタル強い。切り替え上手い。
風邪引いても寝込まない。インフルエンザかからない(2回ほど私の看病をしているが、ピンピンしている)。すぐに疲れるしすぐに具合悪いと言い出すけれど、なんだかんだいって劣悪な環境(仕事だったり、遊びだったりはするが)でもなんとか乗り切ったりする。

すぐに寝込むし、メンタル弱いし、ウィルスの抵抗力のない私との違いは何だ?

と、一時期本気で考えた時期がありました。「まあ、楽観的な人だから」とか「記憶力が欠如しているに違いない」とか思っていたけれど、ある日発見したのです。

この人、呼吸ふかい!

気がついたのはテレビをみているとき。私推薦のテレビドラマを一緒にみているときに、なにやら「すぅ〜・・・・・・・・・すぅ〜・・・・・・・・・」という呼吸音が聞こえます。明らかに寝息。私推薦なのに寝るとは何事ぞ!と「寝てんの!?」と厳しい視線を送ると

「おきてるよ〜」

と普通に起きていました。というかむしろ集中していた様子。なに?この人。起きてんのに寝息?目を開けたまま寝るライチと変わらないじゃん〜(違うけど)と笑っていたのですが、そうした状態を何度か目の当たりにして、このリラックス・集中状態ってもしかしてすごいんじゃない?って思うようになりました。

翻って私の状態をみるに、集中しているときは口に力が入っている、もしくは息をしていないことも多い・・・。テレビを観るというたったそれだけ、いやむしろ何もしたくないから観るだけにしているっていうのに、私緊張しまくってんじゃん!と気がつきました。

よく呼吸法で健康を!とか、呼吸で自律神経失調症を治す!とかいう記事などを見かけてはいましたが、本当なんだな〜。
自律神経は自分の意思ではコントロールできないが、呼吸をうまく操ることで、心と体の緊張とリラックスをコントロールすることができる。 息を吸うと、横隔膜が下におりる(交感神経が刺激される)。息を吐くと横隔膜は上がり、副交感神経が刺激される。深い呼吸を取り入れることは有効。 気持ちが落ち着きがちなときは、大きく腕を広げて胸を開き、深い呼吸を取り入れてみる。助骨の下の方が開き、体のものが下に押し出されるようなイメージをもちながら行うとよい。 イライラするときは、おへそを覗き込むように背中を丸め、長く息を吐き、おへそのあたりを助骨の中に持ち上げるようにして副交感神経にスイッチを入れる。(プロフェッショナルの習慣力 トップアスリートが実践する「ルーティン」の秘密 (ソフトバンク新書)より抜粋)
それからは「すぅ〜・・・・・・・・・すぅ〜・・・・・・・・・」という「起きていながらにしての寝息」が聞こえてくると自らを振り返り、意識して深い呼吸をするように心がけています。

ちなみに、順天堂大学医学部 小林弘幸教授によれば、副交感神経が優位になれば、胃腸の働きが活発化し、腸のぜんどう運動も促されるので、便秘対策としても有効なんだそうです。呼吸あなどれねー。

A氏が、あれだけ体も心も酷使しながらも(元気とはいえないながらも)健康に生活できている謎はいまだ解明できませんが、深い呼吸が彼のリラックス/気持ちの切り替えには寄与していそうです。A氏を「無神経な奴め!」と思っていた私は、そのことを(少しは)反省していますが、考えてみれば「気にしない」でいられるということも強さの一つ。「無神経め!」と「気にしないという性質」を一緒にするのもどうかとは思いますが、ともあれ、見習うべきところはいくつもあるのかもしれません。

まあ、「すぅ〜・・・・・・・・・すぅ〜・・・・・・・・・」の10回に1回は寝ていたけどね。


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